Una storia l'infinità seguente

ナルル王国の日々を綴る日記です。PCや移住者さん達のことを綴ります。

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ワーネバ暮らし~ある日の風景~ ◇あの花へ願いを…◇

ネット上アンソロジー企画「ワーネバ暮らし~ある日の風景~」にナルル王国にて参加させて頂きました。
2代目PCリアンの一日を書いてみました。

一応、簡単に登場人物も紹介しておきます。

meganesoutyakurian01.jpgリアン   →2代目PC。スーパー愛妻家で子煩悩。「爽やかな性格」

rounennaria01.jpgアリアさん→リアンの愛しき奥様。リアンより7歳上。「よく気が利く」

feritita.jpgフェリチタ→リアンとアリアさんの娘。長女。パパが大好き。「クール」。
zyoia.jpgジョイア →リアンとアリアさんの娘。次女。姉以上にパパが大好き。「よく気が利く」。

              ワーネバ暮らし~ある日の風景~ 
             ◇あの花へ願いを…◇



208年3日。
ナルル王国に今日も朝がやって来ました。
朝の日差しが国中の窓を叩き、眠っていた人々を起こしてゆきます。
あちらこちらの家からは食事の準備をする音や「おはよう」と交わす人々の挨拶の声がします。

さて、このお話はとある一家の朝から始まります。




-香しき匂いが鼻をくすぐり、僕は目を覚ました。

-パンでも焼いてるのかな?-
そう思いながら起き上がって朝の支度を済ませると、アリアちゃんが忙しそうにキッチンを行ったり来たりしてた。

「おはよう、アリアちゃん。僕も何か手伝おうか?」
「おはよう、あなた。そうね、これを運んでくれるかしら?」
「いいよ」

テーブルにアリアちゃんが作った料理の数々を並べる。
ロツパン、たまごスープ、ポマロサラダ。どれもアリアちゃんの愛がたっぷり込められていて美味しそう♪

「父ちゃ、おはよう」「パパ、おはよう」
フェリチタちゃんとジョイアちゃんが同時に声を掛けてきた。

「おはよう、フェリチタちゃん、ジョイアちゃん。さあ、席についてね」
「はーい」「はーい」

「いただきまーす」
焼きたてのロツパンを一口頬張ると、その香ばしさが口の中に広がってゆく。

食べ終えた後、僕はキッチンに立つとラダミルクを温めた。
それを少し温めた後、搾っておいたノミカの実を投入して混ぜ合わせる。
僕の大き目のコップ、アリアちゃんの中くらいのコップ、娘たちの小さなコップにそれを注ぎ、
食卓に運んだ。

「さあ、フルーツミルクを飲んで今日も一日、頑張ろう♪」

王宮前通りでアリアちゃんを待ってる間、僕は少し寄り道をして道端に咲いてる花を摘んだ。
龍想花-。アリアちゃんみたいに気高く美しい花。だからこそ摘み取りたかったけど、
さっきから取れるのはレムの花ばかり。

時間掛けて何とか2本だけ龍想花を摘む事が出来た時には既に陽がだいぶ上に昇っていた。
「あ!もうこんなに時間経ってたんだ!アリアちゃん、待ってるだろうな…」
僕は慌てて王宮前通りへと急ぐ。
案の定、アリアちゃんはベンチの前で待っていた…。

「アリアちゃん、ゴメンね。だいぶ待っていたかな?」
「うふふ…、大丈夫よ。私も今、さっき来たところよ」
そう言いながらも日差しでちょっとだけ肌が赤くなってるのを見た僕は
その優しさに申し訳ない気持ちで一杯になる…。

ルビの浜は今日も海は凪いでいて、潮風が僕達の周りをそっと撫ぜていく。

「アリアちゃん、おめ~♪」僕はそう言って用意していた龍想花をアリアちゃんに差し出した。
「まあ!今日が私の誕生日だと知っていて摘んでくれたのね。嬉しいわ!有難う♪」
アリアちゃんはちょっと涙ぐんだ目で微笑み、それを受け取ってくれた。
僕の前だけではこんな風に可愛いらしいところを見せてくれるから、更に愛しさが増す。

「今日は朝食をアリアちゃんが作ってくれたから、僕が夕飯を作るよ♪」
「有難う、あなた♪美味しい料理が出来上がるのを楽しみにしてるわね♪」
そんな話をした後、アリアちゃんは貰った花を置きに家へと戻っていった。
レムの花を持て余した僕はテト海岸へと行くことにした。

そこは暮れになると何処からともなく漂流物が流れ着く。
ふっと、もしかしたら、この花を流せば何処かに辿り着いてくれるのだろうか?という思いに駆られたから。

テト海岸へ着くと僕は波打ち際まで近寄り、手に持っていたレムの花を2輪、そっとその水面に浮かべた。
レムの花達は引いては静かに寄せる波間を行ったり来たりを繰り返しながら漂っている。

「…白きレムの花よ。遠いかの地へ無事に辿り着き、名の知らぬ誰かの手元に届け。
 そして、願わくはその花を手にした者に幸多からんことを」
そんな願いを呟くとそれに呼応するかの様に波がキラッと煌めいた様な気がした…。

遥か彼方まで花の行方を見守った後に、僕はそこを後にした。

ロークエルグへ行き、僕はポマロの種を4つ貰うと畑に植えた。
すくすくとポマロは育っていき、その葉は今にも天をも掴みそうな勢いで伸びていく。
そこにポマロが実り、僕は良い具合に熟れたそれを素早く収穫した。
こういうのはタイミング逃すと熟れ過ぎてしまい、腐ってしまってダメになるから。

-この2個のポマロ、良い色の赤色だし、重みもあって身もしまっていて美味しそうだな-
今日の夕食の料理に是非とも使いたいと思い、僕はその2個を納品せずに持ち帰る事にした。

ヤァノ市場に立ち寄り、カゾンを購入した。
僕もアリアちゃんもロークエルグ員なので、シーラルエルグでしか獲れない魚を
この市場でこうして購入出来るのは有難い。

カゾンを焼こうかな?それとも、揚げようかな??
これで何を作るかを考えながら、僕は家路へと急いだ。

「ただいま~」と家の扉を開けると「父ちゃ、お帰りなさい」「パパ、お帰りなさ~い」と娘たちが駆け寄って来た。

「フェリチタちゃん、ジョイアちゃん、これから作る料理の下ごしらえは出来たかい?」
「ええ!」「うん♪」
「よし!3人で頑張って、素敵なご馳走を作ろうね♪」
「頑張るわ!」「頑張るの♪」

さっき買ってきたカゾンの下処理を済ませ、ハーブペーストをそれにたっぷりと塗りつけた後、
オーブンに入れた。
僕の後ろではジョイアがパチャとリハーブ草を混ぜ合わせたり、ドレッシングを作っては味見をしてる。
そして、その隣ではフェリチタがレアケーキの上にチェリンボの実を綺麗に並べたり、
クリームを絞って飾りつけをしてる。

鍋の中に娘達が下ごしらえしてくれた魚介とポマロを投入し、火の具合を見ながらコトコトと煮込む。

「父ちゃの作るシーラルポトフ、とても美味しいから大好きよ」
「うん!ママが作る方が美味しいけど、パパが作る方も美味しいものね」
「そう言ってくれて嬉しいな、有難う♪このシーラルポトフはね、母さんから直伝で教わったんだ」
「お祖母ちゃんが教えてくれたのね!」
「パパ、今度、私にもお祖母ちゃん直伝のシーラルポトフの作り方を教えてね」
「ジョイア、ずる~い!父ちゃ、あたしも教えて欲しいわ」
そんな事を言ってくれる娘達に僕は目の前が涙で霞みそうになる。
今のこの娘達は幼いあの頃の僕、そして、今の僕はあの頃の母さんの姿を思い起こす。

君たちのその思いを母さんに話した時、どんな反応してくれるだろうか?
満面の笑みで喜ぶ母さんの表情が目に浮かんでくる。

「勿論だよ。その味を覚えて、いつか君たちの子供にもこうして伝えていってくれたら、
この作り方を教えてくれたお祖母ちゃんはとっても喜んでくれるよ」
僕がそう言うと娘たちは微笑みを浮かべた。

料理を並べ終えて直ぐに「ただいま~。あ!とっても美味しい匂いがするわ♪」と
アリアちゃんが帰ってきた。

「お帰り、アリアちゃん」「母ちゃ、お帰り」「ママ、お帰りなさい」
「うふふ…、皆、お出迎え有難う♪」
「今日は僕とフェリチタちゃんとジョイアちゃんで作ったんだよね♪」「ね~♪」「ね~♪」
「まあ!みんなで作ってくれたのね♪嬉しいわ♪」

「だって、今日はアリアちゃんの誕生日だものね。だから3人で作ったんだ」
「まあ!それはとても嬉しいわ。有難う♪」

「エへへ…。さあ、料理が冷めない内に食べようよ」

カゾンのハーブ焼き、シーラルポトフ、パチャサラダを食した後、ラブラブケーキで
アリアちゃんの誕生日を家族で祝う。
一口食べた後に「あま~い♪」と全員で一斉に言うものだから、僕もアリアちゃんも娘達も
互いに顔を見合わせて笑ってしまった。
こういう幸せな瞬間(ひととき)は同じ様にやって来ない。
だからこそ、どんな宝物よりもキラキラと輝いていて素晴らしいと僕は思う。

片付け後、アリアちゃんも娘達も早々と眠ってしまった。
それぞれの寝顔が可愛いらしくて、そして、愛おしくて思わず笑みが零れる。

寝ているアリアちゃんを起こさぬ様、僕はそっとベッドに潜り込んだ。

海へと流したあのレムの花達は今は何処にいるのだろうか?
夜の帷が下りた空の下、波間を漂い続ける花のことを思いながら僕はそっと目を閉じる。

-白きレムの花よ。遠いかの地へ無事に辿り着き、名の知らぬ誰かの手元に届け。
 そして、願わくはその花を手にした者に幸多からんことを!-

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Comment

NoTitle 

こんばんは☆

いつもの日常だけど特別な日。
そんな一日を丁寧にそして暖かく描かれてて読んでて楽しかったです☆

朝ごはんの匂いで目が覚める。
朝ご飯の支度でパタパタしてる光景もまた愛おしさやシアワセを感じてる
んだろうなと思いますw
そしてアリアさんの誕生日なんですね☆

だから彼女に似合う花を一生懸命摘もうと頑張ったんですね
例え1本でも、その花じゃなくても真心があればきっと喜ぶはず。
だけどもやっぱりその花をプレゼントしたかったんですね
懸命な愛を感じます☆

流した花は
マルレが受けとりました(真顔)
きっとこの記事を読んだ人達の御子様に届いているのではないかなと思います☆

3人でつくる晩御飯の様もとても楽しそうで和みました(*^。^*)
カオリさんはこの時にはいらっしゃらないのですか?
リアン君が想像する通りシズニから暖かく見守って、微笑んでいると思いますw

楽しい晩御飯も終わって眠りにつく家族たち
いつもの日常、だけど特別な一日。
始まりから終わりまでの流れがとても素敵でした☆

ながした花はマルレ(独身時代)が拾いました(真顔)
というかそういう図を想像しましたw

更新お疲れ様でした☆
楽しかったです☆
  • posted by lise 
  • URL 
  • 2015.07/21 00:26分 
  • [Edit]

Re: NoTitle 

liseさん>

おこんばんはです~♪

> そんな一日を丁寧にそして暖かく描かれてて読んでて楽しかったです☆
ををを!そう仰って下さって有難う御座います(*´▽`*)♪
このアンソロ企画が起床から就寝までの一日を綴るという企画だったのですが、
いかせん駆け足で書いた感じもあったものですから、
そういう風に感想頂けて嬉しゅう御座います♪

> 朝ご飯の支度でパタパタしてる光景もまた愛おしさやシアワセを感じてる
> んだろうなと思いますw
そうですそうです(´▽`*)
リアンはそういう何気ない一コマにも、そういう思いを懐いてるイメージが
あるものですから、そこは強調しましたww

後半に出て来る流れでアリアさんの誕生日を祝う描写を思いついたものですから、
その様なお話にしました♪

> だけどもやっぱりその花をプレゼントしたかったんですね
> 懸命な愛を感じます☆
やはりアリアさんといえば龍想花というイメージがリアンにはあるものですから、
それ以外の花はプレゼントしたくなかったのです^^

> 流した花は
> マルレが受けとりました(真顔)
> きっとこの記事を読んだ人達の御子様に届いているのではないかなと思います☆
ををを!マルレさんが受け取りましたかw
リセさんの仰る様に、他の方の元へと届いてるといいですね(*´ω`*)

> 3人でつくる晩御飯の様もとても楽しそうで和みました(*^。^*)
をを♪嬉しいです♪
アリアさんの為にと父娘でご飯作る描写が浮かんできて、リアンなら娘達と
楽しくお料理してくれそうですからww

> カオリさんはこの時にはいらっしゃらないのですか?
あああ!すいません><
いえいえ、まだこの時は存命しているんですよ><
一度は初代PCを亡くした様な描写にした後に、フェリチタがその時点だと
成人してる事に気付きまして、設定変更しちゃってますw
だけど、何となく読み返すと、もう存命していないかの様な思い出の人みたいな
感じになってますよね>< >初代PC
武術の技伝授以外にも、料理の伝授とかあったら何だか良いな♪と思い、
そういう流れを作りました。

> いつもの日常、だけど特別な一日。
> 始まりから終わりまでの流れがとても素敵でした☆
ふふふ…、そう仰って頂けて、書き手としましては感無量で御座います(*´▽`*)♪

花を拾ったのが独身のマルレさんですかw
をを!それもまた素敵な妄想ですね♪
そこからマルレさんがそのお花を流して、違う方の国へと流れ着くのも
素敵ですよね♪

コメント有難う御座いました(∩´∀`)∩♪
  • posted by エルミオン 
  • URL 
  • 2015.07/23 01:10分 
  • [Edit]

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