Una storia l'infinità seguente

ナルル王国の日々を綴る日記です。PCや移住者さん達のことを綴ります。

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Al interior del mar named el dolor -- (苦しみという名の海の中に…。)

NPC・ロザミアちゃん視点から描いた創作小説の第二章です。
前章「Quiero volver en ese día…(あの日に還りたい…)」からの続きになります。

この話はプレイ中に撮ったSSを見て、その時に交わしてる会話内容を参考にし、
SS内でのNPCの動きを見て、この時にこのキャラはこういう事を考えてたのでは?
こういう会話をしてたのでは?こういう事をしていたのでは?という
私の脳内妄想から作られております。

実はこの話を書いてる間、ロザミアちゃんにとても感情移入してしまって、
実際のプレイでは自分で動かしていたくせに「その優しさがこの子を苦しめおってからに~!」と
何故か此処ではリアンに腹立たしさを感じましたw

はい。私は女の子には優しいが、男には手厳しいのですw

補足)私の文章表現で分からなかった方が居られる方の為に説明を。
    想い人=リアンの事です。私が想い人という言い方を気に入ってるので、
    その時のシーンによってリアン表記だったり、想い人表記だったりしてます。
    想い人の意味は様々ありますけど、此処では「片想い」の意味合いで使用してます。


前置きが長くなりましたが、お付き合い頂ける方は続きからどうぞ御覧下さいませ(*´ω`*)





Al interior del mar named el dolor -- (苦しみという名の海の中に…。)

あれから2年が過ぎ、ロザミアは成人した。

在学中に想い人があの綺麗な女(ひと)と結婚した。
そうなった時点から諦めようとした。幾度も幾度も。

想い人が繋ぐ手に愛する妻の手が繋がれてるのを見る度、
想い人の妻のお腹が日毎に大きく育ってゆくのを目の当たりにする度、
ロザミアの悲しみは心の中で大きくなっていった。

これ以上想っていても想いが叶う事は無い。だから諦めるしかない。と
想い人を何とかして嫌いになろうとした。

でも、諦めようとすればする程、それと反比例するかの様に想いは募るだけ。

これまで重ねてきた多くの思い出や、あの頃に繋いだ想い人の手の温もりを思い出すと、
諦める気持ちよりも好きと言う感情の方が大きくて。

-いっそのこと振られてしまえば諦められるかもしれない…。-

ロザミアは決心した。
既婚者で妻子が居ようとも想いを告げようと。

それで断られたら、今度こそは諦められる筈。
そう決心して、ロザミアはロークの畑へと歩き出した。

「リアンさん。」
「ロザミアちゃん、どうしたの?何か僕に用かい?」
リアンは振り向きながら、優しい表情で笑みを投げかけてきた。

その優しい表情はあの頃と全く変わらずにいて、ロザミアの胸が懐かしい思いで
満たされ、あの頃に一瞬だけ気持ちが還った。
しかし、ガクガクと力が入らない膝がこの現在(とき)を現実だと教える。

「あの…。私と付き合って欲しいの…。」
掠れ、そして、震える声でロザミアはリアンに告げた。

リアンの顔から笑顔が消え、そして、一瞬だけロザミアの顔をじーっと見た後、
「友達のままで居たいな。」とリアンから優しい口調で言葉が返ってきた。

「そう…。」
「…君とは幼き頃から仲良くて未だに友達とも思ってる。そして、その想いは可愛い妹という
 意味合いに近いかな…。」

そう言う想い人の目が困惑した色で自分を見てる事にロザミアは気付いた。
自分がしてる事は「相手に迷惑をかけてる」…と。
そう思ったら、ロザミアは居ても立っても居られなくなりそうだった。

ふと、何処からとなく視線を感じ、その方向を見てみると、想い人の妻であるアリアが
大きく膨らんだお腹に手を当てながら此方を不安そうな目で見ている事に気付いた。

-見ないで!私をそんな目で見ないで!!
 私、この人に振られたのよ!だから安心して。
 愛する人の子を身籠った幸せそうな貴女にそんな目で見られたら更に惨めになりそう…!!!-
その痛い視線を振り切りたくて、ロザミアは首を思いきり振った。

「ロ…、ロザミアちゃん…?」とリアンがそんな彼女の行動に驚き、声を掛けてきた。

「え?…あ…、ごめんごめん。そういうつもりじゃなかったの。」
「…そう…、なのかい…??」
「そうよ。」ロザミアは今にも零れ出てきそうな涙を隠したくて、精一杯の笑みを浮かべてそう答えた。

「じゃあね。」ロザミアはそう言い、その場から立ち去ろうとした時、
「僕を想っていてくれて有難う。」とロザミアにだけ聞こえる小さな声でリアンが呟いてきた。

その言葉には答えずに小さな会釈をし、ロザミアはロークエルグから立ち去った。
溢れ出る涙を誰にも見られぬ様、俯き、ただひたすら歩き続けながら。

-この想いがリアンさんには迷惑なのが分かったわ。
それが分かった以上、今度こそは諦められるわ…-


          rozamia03.jpg

 しかし、それでも尚、ロザミアは想い人を諦める事が出来ずに居続けた。
あれから想い人には愛する妻(ひと)に似てる子供が二人生まれようとも…。

諦めようとして、想い人以外の男性とも付き合ったりしたものの、
それは長くは続かなかった。
そして、諦めようと再びアタックするのだが何度ロザミアがアタックしても、
その都度、リアンは優しい言葉で断ってくるのだった。

その優しさによって尚更に諦めきれなくて、ロザミアは苦しみ、そして、その中で
もがき続けた。

いつしか『道ならぬ恋だと周りから蔑まれてもいい。想い人とデートしたい』
そんな欲望(きもち)が湧き出てきてることにロザミアは気付いた。
手に入れられないからこそ、何とかして手に入れたくて仕方が無いという…。
まるで子供の様な我儘で。

-私、どうしてこんな風になってしまったのだろう…。
そんなことまでして、好きな人の家庭を壊すつもりなの?-という思いと
己の胸に渦巻く欲望(きもち)の間に挟まれ、ロザミアの心は切ない悲鳴を上げた。

-この涙は あとどのくらい流してしまえば深い悲しみを癒してくれるのかしら。
 この悲しい気持ちを あのどのくらい感じれば現在(いま)が優しい思い出へと変わるの?-

 ロザミアが成人してから3度目の年のある日-。

「私と付き合って欲しいの…。」とロザミアはいつもの如く断られるのを前提で言ってみたら、
「いいよ♪」とリアンが返答してきたではないか!

ロザミアは我がの耳を疑った。
これまでずっと拒み続けてた想い人が、そんな事を言う筈が無いと思ったから。

「え…?」
「聞き間違いじゃないよ。」リアンはそう言うと微笑みを見せた。
それにつられて、ロザミアも微笑み返した。

ようやく自分のこの気持ちが想い人に受け入れて貰えた。
ただそれだけで、ロザミアの胸は幸せに満たされた。

ずっとずっと想い続け、そして、諦めようとしてそれが出来なくて、
苦しみという海の中にずっと沈んでいたからこそ…。

                                                          ~(続く)~
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Comment

No title 

ロザミアちゃんのつらく悲しい恋のお話part2ですね

成人を待たずして思い人はちがう女性と結ばれてしまった…
その時点でもう二度と叶わぬ恋が決定してしまったのに…

諦められず引きづってしまったんですね…
リアン君が掴んだ幸せの裏にある誰かの悲しみ。

これはもう仕方がないんですよね…
沢山の人に愛されて、その中の誰かを愛すれば
その他の人たちは辛いけど選ばれなかった…
そこから次に進むか、ずっと引きづっていくか…
ロザミアちゃんは後者だったんですね…

嫌いなるか、拒絶されないとあきらめきれない…
どちらにしても傷つきますがあえてもっと辛い方を選択した彼女は
自分の想いを消すことは出来なかったんですね…

本妻からすると
複雑というか…
アリアさん的にはリアン君の周りには沢山の年相応の子がいて
ありえたであろう彼女の未来をなくしてしまった…
という後ろめたさとか、やはりとられてしまうんじゃないかというとられたくないという
思いが複雑に絡んでそうです…

二人の女を苦しめるなんて…
優しいのも時に残酷ですよね…なにより本人がそれに気が付かない…
だれも悪くはないんですが…

優しさや思いやりが返って彼女の判断を鈍らせている…
諦めて欲しいであろうリアン君は優しさが勝って相手を突き放せない…
この悪循環…

その悪循環が…家庭を壊しても相手と結ばれたいのかという欲望と葛藤
しつつもがいて…

そしてまさかの良いよ♪に
「ヘぁっΣ(゜д゜)」となってしまいました(^∀^;)
この後ロザミアちゃんはどうなっていくのか

以前プレイ記見てたので
リアン君の鬼っぷりがどのように書かれるのか気になります。
いやその選択肢しかなかったんですよ…しょうがないんですよね…
誰も悪くないんですよ…

更新お疲れ様でした☆
  • posted by lise 
  • URL 
  • 2014.09/06 19:22分 
  • [Edit]

Re: No title 

liseさん>

おこんばんはです~(*´▽`*)

>成人を待たずして思い人はちがう女性と結ばれてしまった…
>その時点でもう二度と叶わぬ恋が決定してしまったのに…
成人前に想い人が結婚するというのは切ないですよね。
他ワーネバでもよく経験しますたが(;_;

2度と叶わない恋…。
その言葉を見たら、切なさが更にじんわりときます。

> これはもう仕方がないんですよね…
そうなんですよね。(これは旧版ナルルの弊害が大いにありますし。…という私の弁解がw)

> ロザミアちゃんは後者だったんですね…
そうなんです。想いを引き摺るまでにずっと想ってくれたのです…。
ロザミアちゃんは旧版ナルルの弊害を受けてしまったから気の毒でした。

これがもっと早くにPU版へとなっていたら、違う男の人を好きになれたのかも
しれないですものね。

> 嫌いなるか、拒絶されないとあきらめきれない…
> どちらにしても傷つきますがあえてもっと辛い方を選択した彼女は
> 自分の想いを消すことは出来なかったんですね…
何度もアタックしては傷つき、それでも諦められずにいた…。
ロザミアちゃん、リアンをそこまで本気に思ってくれてたのかと思うと涙です。

自分の想いを消す事が出来ないのって辛いですよね。
自分から嫌いになるか、相手から嫌いになられるか…。
それでしか方法が無いなんて。

> アリアさん的にはリアン君の周りには沢山の年相応の子がいて
> ありえたであろう彼女の未来をなくしてしまった…
> という後ろめたさとか、やはりとられてしまうんじゃないかというとられたくないという
> 思いが複雑に絡んでそうです…
ををを!あのアリアさんのところの文を読んで、そう想って貰えた事が凄く嬉しいです(*´▽`*)
わ~い(∩´∀`)∩ そう読み取って貰えるのは作者冥利に付きます。
きっと、アリアさんはそんな思いをしてるだろうと思い、そう描いてました。

> 優しいのも時に残酷ですよね…なにより本人がそれに気が付かない…
私も相手から優しく中途半端に振られて苦しい思いをしたことがあるので、思わず
過去の自分を振り返りながら描写ですw
そう。相手はそれに気付かないでいるから、尚更にたちが悪いw

こういう時にかけられる優しさは本人には残酷ですよ(/_;)

> この悪循環…
リセさんの仰る通り、この二人は悪循環状態なんですよね。
リアンはハッキリと断ればいいのに、それが出来ない意気地なしなのです。
優しいけれども、どこか心が弱い部分(女性を泣かせたくない、振るのが可哀想)があるのです。
やんわりと断れば、いつかは諦めてくれるだろうと思ってますし。
なので、こういう脆い部分から見ればリアンは本当に優しい人とは言えないかも(^^;
…って、自PCをここまで酷く言う私って…(^^;

> その悪循環が…家庭を壊しても相手と結ばれたいのかという欲望と葛藤
> しつつもがいて…
旧版ナルルの不倫は家庭を壊す様な感じで既婚者と独身者の不倫デートが
ありましたものね。
ロザミアちゃんは想いが受け入れて貰えない&諦める事も出来ず、もうどうしたいいのか
分からないが為に、ドンドンと自己中な考えになりつつあります。

> そしてまさかの良いよ♪に
> 「ヘぁっΣ(゜д゜)」となってしまいました(^∀^;)
リアンが「いいよ」と言った理由はPC日記で語ってますので割愛しますが、
あれだけ拒んでたのに、急に「いいよ」って言われたらビックリしますよねw

> リアン君の鬼っぷりがどのように書かれるのか気になります。
鬼っぷりに噴きましたw言い得てますねww
PC日記ではリアン目線で書いたから「良い人」振りを発揮した感じでしたが、
ロザミアちゃん目線で書いたら全然そうじゃなかったですからw
実は既に9割方完成してるのですが、次回のリアンの行動がこれまでの中で一番酷な事を
しでかします。

それはどう描かれるのかは乞うご期待下さいませ(*´ω`*)

コメント有難う御座いました♪(∩´∀`)∩
  • posted by エルミオン 
  • URL 
  • 2014.09/07 03:45分 
  • [Edit]

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